カラダの土台づくり②~スタビリティ~

こんにちは^_^
広島でアスリートの夢と挑戦をサポートするトレーナー枡川です。

 

スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。

【カラダの土台づくり】について順番に整理していきます。

今回は
【スタビリティ(姿勢と動きを安定させる)】について。

土台づくりの重要性

まずは土台づくりの重要性をおさらいしていきましょう。

“パフォーマンス向上のためには基礎体力の向上が重要”

パフォーマンス向上のためには基本的な体力が非常に重要になります。
どんな技術や戦術も、基本的な体力がないと成り立ちません。

パフォーマンスピラミッド

近年は技術や戦術が日々向上していますが、
選手の体力や気力が追いついていかない事が多いです。

現代の選手たちは、生活環境の変化などから活動量が低下し、基礎体力も低下しています。
そんな時代だからこそ、基本的な体力向上やヒトとしての基本機能を獲得するトレーニングを行う事が必要なんです。

 

そしてカラダづくりには流れがあります。
がむしゃらにトレーニングすればいいというものではないんですね。

①リアライメント(姿勢を整える)
→骨の位置や関節の位置などを整える
※詳しくはコチラ⇒カラダの土台づくり①~リアライメント~

②スタビリティ(姿勢と動きを安定させる)
→体を支える筋肉をちゃんと機能させ安定させる

③コーディネート(効率よく体を動かす)
→体幹部と手足を協調させる、連動させる

④アダプテーション(環境適応能力)
→様々な環境で適応できる体

⑤ストレングス(強さ、しなやかさ、体力的要素)
→筋トレなど、その人に必要な強さを獲得

⑥パフォーマンス(求める動きを獲得)
→スポーツ動作、技術的な動作を高める、強くする

このような流れで整理していくと効率よく、効果的にパフォーマンスの向上に繋がります。

スタビリティ(姿勢と動きを安定させる)

姿勢を整えたら次にすべきことは
“スタビリティ(姿勢と動きを安定させる)”です。

せっかく骨や関節を良いポジションにしても、安定していなければ次のステップにうまく進むことができません。

動きを入れる前に“静的な安定性”を獲得する必要があります。

静的安定性が獲得できていないのに動きを安定させるのは難しいですよね。

 

コア(体幹)を安定させるスタビリティとは、
姿勢や関節を良い状態で維持し、軸や重心も良いポジションで安定させるという事です。

そのためには
・インナーユニットの機能を高める
・アウターユニットやアウターマッスルの機能を高める
・インナーユニットとアウターユニット、アウターマッスルがちゃんと機能する

※関連記事
インナーユニットとは
アウターユニットとは
インナーマッスルとアウターマッスル
このあたりが重要となります。
アウターマッスルだけが頑張って働いていると姿勢は簡単に崩れてしまいます。

 

そして、コア(体幹)の安定性には3つの要素があります。

・骨や靭帯、関節包による安定化
・筋活動による安定化
・中枢神経による筋活動の制御

簡単に言うと【骨や靭帯、関節包】・【筋肉】・【脳】
この3つがうまいこと働くことが重要という事です。

『骨や靭帯、筋肉などが良い状態でも、指令を出す脳がうまく機能していなければ・・。』
『脳からの指令は良くても、骨や靭帯に問題があったら・・。』
という事ですよね。

このあたりはいずれ詳しく・・。

 

で。
安定性を獲得すると言えば、よく見かけるような体幹トレーニングが頭に浮かびますね。

体幹トレーニング

体幹トレ

こういったトレーニングですね。

本当によく見かけます。
体幹の安定性の重要性に気付き、トレーニングをしているのは素晴らしい事ですね。

しかし、カタチや回数、負荷などにとらわれて効果的なトレーニングになっていないこともよくあります。
【何のためにやっているのか】
【ちゃんとできているのか】
どうせやるなら意味のある事を効果的にやりたいですよね。
コア(体幹)トレーニングのポイントもいずれお伝えします。

 

【カラダを整えたら安定させる】

安定しているから、ちゃんと支えることができるから動くことができます。
動きのトレーニングばかりになりがちですが、
“スタビリティ不足でうまく動けない”
こういった選手はとても多いんです。

パフォーマンスアップのために欠かせない重要ポイントですよ。