パフォーマンス向上の為に技術練習より重要な事

こんにちは^_^
広島でアスリートの夢と挑戦をサポートするトレーナー枡川です。

 

スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。

本題に入る前にちょっと告知。

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では本題。

今回は、
【パフォーマンス向上の為に技術練習より重要な事】です。

技術を身につけるために必要な事

前回、技術を身につけるために重要な事をお伝えしました。

・カラダの土台
・正しい動き
・基礎体力・筋力
・正しい動きの反復練習

これらが重要という事でした。

※関連記事
技術を身につけるために必要な事

いくら反復練習をしても、正しい動作の反復でなければうまくいかないですし、ケガが増えるだけですよね。

怪我や不調の原因となるもの

スポーツ選手と一般の方、運動レベルの違いは大きいですよね。

しかし、ケガや不調、違和感などの原因は同じような事が多いんです。

 

例えば、ヘルニア、ぎっくり腰、すべり症などの腰痛。
スポーツ選手も一般の方もとても多いですね。

これらを引き起こす原因となるのは

・姿勢
・動き方

ここです。

もちろん腰痛の原因は様々ありますが、この“姿勢”と“動き方”を改善していく事が根本的な解決に繋がります。

これはスポーツ選手も一般の方も一緒です。
また、その他の不調や違和感、ケガなども基本的にここが根本解決につながるところです。

怪我や不調を引き起こす姿勢

怪我や不調、違和感を引き起こす根本的な原因は
・姿勢
・動き方
とお伝えしました。

では、具体的に姿勢の方から確認していきましょう。

『姿勢が悪いんよ~』

なんてよく聞きますが、姿勢も色々ですよね。

ざっくり分けると

・正しい姿勢
・猫背
・反り腰
・フラットバック
・スウェイバック

こんな感じ↓

Print

全てを細かく説明するのもややこしいので・・
腰痛を例に出していきます。

 

実は、腰痛を引き起こしやすい姿勢があります。

それは、
“猫背”“反り腰”

 

『まぁそうでしょうね・・』

という感じですが。

ちょっと具体的に確認していきます。

まず、猫背の特徴
・頭が肩より前に出ている
・肩が骨盤より前に出ている
・腰が丸まっている
ですかね。

頭って意外と重たいんですが、その頭が前にいってしまうので腰に大きな負担がかかります。

こんな感じ↓

猫背

 

次に、反り腰の特徴
・お尻がプリッとしているように見える
・仰向けに寝転がると、腰と床に手がスポッと入る
・骨盤がカカトより前にある
・パッと見は姿勢が良い
このへんが気になるところ・・

腰を反りすぎて腰に負担がかかりますよね。

こんな感じ↓

反り腰

見比べるとこんな感じ↓

NG姿勢

 

姿勢というのは
重力をどう受け止めるか?

ここがポイントになるんです。

 

姿勢が崩れることによって、体の一部分だけに大きな負担がかかったりするんです。

そして不調や違和感、ケガなどを引き起こすんですね。

ということは、
姿勢を改善してあげれば、腰への負担は軽減され、不調や違和感、ケガの原因を根本解決できるんですね。

怪我や不調を引き起こす動き

動きについても確認していきましょう。

姿勢による影響もとても大きいんですが、動きによる影響もとっても大きいですからね。

まずポイントとなるのが

姿勢も動きも“無意識”な事がほとんど

なんですよね。

『常に良い姿勢を・・』

なんてよく言いますが、姿勢なんて意識して作るもんじゃないと思いますし・・。

無意識な姿勢、動きををより良いものにしなければいけないと思います。

言い換えると、
多くの方が、無意識に負担のかかる動き方をしている
という事です。

無意識ですので気づかないことがほとんど。

たとえば
・手を挙げたとき、高い所のものをとる時など腰を反ってしまう
・膝が伸びたまま物を拾う
・歩くときにお尻がプリプリ揺れる
・荷物を持つときや中腰姿勢の時に、腰が丸まっている
などなど・・

日常動作

こうした動作の時に
『あー、腰が痛いわ』

なんてことは多いですよね。

 

実はこの時の問題って
腰じゃない部分がうまく働いていない事が原因

って事がほとんどなんです。

 

例えば、背骨全体がうまく動いていなくて腰にばっかり大きな負担がかかって腰が疲れる、痛い。という感じです。

つまり
腰は別に悪くない!

もちろん骨盤の歪みや捻じれが原因という事も多くあります。
ですので、まず先に骨や関節の位置を整えることが重要なんですね。

※関連記事
カラダの土台づくり①~リアライメント~
カラダの土台づくり②~スタビリティ~
カラダの土台づくり③~コーディネート~
カラダの土台づくり④~アダプテーション~
カラダの土台づくり⑤~ストレングス~
カラダの土台づくり⑥~パフォーマンス~

 

で。

骨の位置や姿勢はいいのに、腰が痛くなる。

こういうパターンってめちゃめちゃ多いんです。

 

わかりやすく言うと、
本来は他の部分がやらんといけん動きを腰がカバーしてあげる

腰が働きすぎる

疲れる、痛くなる。という感じ・・。

 

よく腰痛対策などで
『○○のような動きの時は気を付けましょう』
なんて言いますが。

 

日常動作やスポーツ動作などで、動きをいちいち意識して行うのは無理です。

 

ですので、無意識の動作を改善していかないといけないんです。
どんな動き・環境にもうまく対応できる効率の良い動きを獲得していくんです。

スポーツ動作になると、様々な動き、大きな負担がかかってきますので、よりトレーニングが必要ですよね。

 

こういった部分をしっかり行う事でケガ予防に繋がりますし、なによりパフォーマンスの向上に繋がるんです。

パフォーマンスを向上させるために

ここまで腰痛を例にあげてお伝えしてきましたが、スポーツ選手のトラブルを根本解決し、パフォーマンスの向上につなげるのも同じなんですね。

・姿勢

・動き(特に胸椎と股関節)

怪我に悩む選手のカラダをチェックしていくと根本的な原因はここなんです。

 

で、カッコに書いていますが、【胸椎と股関節】ここって本当に重要な部分なんです。

 

なんですが、股関節はわかると思いますが、胸椎(きょうつい)はあまり聞かないですかね。

胸椎はココ↓

胸椎

背中の一部で、首と腰の間ですね。

 

『腰が痛いのに、なんでここが関係あるんじゃ?』

という感じですが・・。

 

実は
この胸椎と股関節がうまいこと働いていなくて、その間にある腰に大きなストレスがかかってしまう

こんなパターンがとっても多いんです。

腰ではなく、違うところの負担になることも多い・・。

 

先ほど動きのところでお伝えした日常動作

・手を挙げたとき、高い所のものをとる時など腰を反ってしまう
・膝が伸びたまま物を拾う
・歩くときにお尻がプリプリ揺れる
・荷物を持つときや中腰姿勢の時に、腰が丸まっている

“手を挙げたときに腰がそってしまう”
これなんてわかりやすいですよね。

めっちゃ猫背で胸椎ガッチガチの場合、胸のあたりがうまく動きません。

そうすると、本来その部分が動く分まで腰が代わりに頑張って動いてくれるんです。

 

必要以上に腰が動く

腰に大きなストレス

疲れや痛みを引き起こす

だから慢性的な腰のだるさ、違和感、痛みなどに繋がるんですね。

 

これをスポーツ動作に置き換えると・・
当然ですが、負荷は比べものにならないほど大きくなります。

そりゃケガしますよね。

 

・良い姿勢
・効率の良い動き

ここがちゃんとできていないと

・怪我が多い
・たくさん練習をしても思うような成果が出ない

なんて事になるんです。

 

様々なスポーツがあり、技術の部分も当然重要です。

なんですが、
それ以前に“良い姿勢”と“効率の良い動き”が重要なんです。

 

崩れた姿勢で思ったように体が動かない・・

こんな状態で技術練習をしても、ケガが増えるばかりで上達しませんよね。

 

良い姿勢で、効率よく、自分の思ったように体を動かすことができる

 

これが本当に重要なんです。

 

ここがしっかりできているから、
技術的な部分がすんなり習得できるんです。

 

無駄なケガをせずに、安定したコンディションを保てるんです。

 

何より、
選手の可能性、潜在能力をしっかり引き出す事ができるんです!

 

パフォーマンスの向上のためには体から。
しっかりした土台の上にこそ、確かな技術が身につきますよ。

胸椎伸展