運動神経は遺伝しない!?
こんにちは^_^
広島でアスリートの夢と挑戦をサポートするトレーナー枡川です。
スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。
今回は
【運動神経】についてです。
運動神経は遺伝しない
『運動神経が悪いんだよね~』
『親も運動音痴じゃけぇ自分も・・』
運動神経について、よくこのように言われますね。
【運動神経は遺伝する】
そう思っている方は多いと思います。
なんですが、先に言っておきます。
運動神経は遺伝しません。
ですので、
『自分が運動音痴だから子どもも・・』
なんて思って、勝手に子どもの可能性を諦めないでくださいね。
ちなみに、運動神経が悪くても
運動神経を良くすることはできます!
【運動神経】とは
そもそも“運動神経”とは何なんでしょうか。
そこから確認していきましょう。
運動神経とは、脳から体中の筋肉へ動きの指令を送るための神経を表す言葉なんです。
一般的に言う『運動神経が良い』とは、
脳からの指令で筋肉たちが無駄なくスムーズに動くという事です。
反応も早く、正確に動くことができるので、高いパフォーマンスを発揮できたり、転倒しにくく、ケガも軽症ですんだりするんですね。
『でも、やっぱり遺伝ってあるんじゃないの』
『スポーツ推薦の面接なんて親の伸長などをみて判断されるじゃん』
という意見もありますね。
おっしゃる通り。
実は、
遺伝するものと、遺伝しないものがあるんです。
【運動神経】と【運動能力】
遺伝するものと遺伝しないもの。
そこをはっきりさせましょう。
まず、【運動神経】と【運動能力】について整理していきます。
運動神経とは
脳と筋肉をつなぐ関係。
運動時で言えば、反応の速さ・バランス・判断などに関わるところ。
運動能力とは
人間が創られる時につかわれる設計図の情報のようなもの。
骨格の大きさ・形・特徴。速筋と遅筋の割合など、生まれつき持っている性質の部分。
で。
【運動能力】は遺伝しますが
【運動神経】は遺伝しません。
簡単に言うと。
伸長や骨格・髪の毛の感じ・筋肉の割合など、体の性質は遺伝しますが、それ以外の能力は遺伝しません。
親子ってだから似ているんですね。
スポーツ推薦の面接時などに保護者の方を参考にするのは、運動神経ではなく、生まれ持った体の性質を探っているんですね。
ちなみに、“それ以外の能力は遺伝しない”の【それ以外の能力】とは何なのか。
これは、わかりやすく言うと
後付けの、努力によって獲得するものですね。
マッチョな肉体・技術や知識などですね。
お父さんがマッチョでも赤ちゃんはマッチョじゃないですよね。笑
運動神経を良くする
運動神経は遺伝しない。
そして高めていく事ができます。
子どもであれば
ゴールデンエイジがとても重要。
とよく言われますね。
ゴールデンエイジは一生に一度だけ訪れる本当に貴重なものです。
そして、そのゴールデンエイジをより良い状態で迎えるために、その前の時期も重要なんです。
子どもたちは、その時その時に必要な運動要素、刺激を与えていく事が重要なんです。
が、そのあたりについてはまた詳しく書いていきます。
そして
中学生・高校生・大学生・大人の皆さん・・
大丈夫です、安心してください。
ゴールデンエイジを過ぎた子どもたちも、大人の方も運動神経を良くすることはできます。
運動神経を良くするとは
脳からの指令が筋肉たちにスムーズに伝わるようにすればいい。という事です。
運動神経は遺伝しない。
年齢関係なく、運動神経を良くすることはできる。
思い込みで可能性を諦めないでくださいね。