機能異常!~骨盤底筋群~
こんにちは^_^
広島でアスリートの夢と挑戦をサポートするトレーナー枡川です。
スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。
“インナーユニットの機能異常”について整理していきましょう。
(インナーユニットについて確認したい方はコチラ⇒インナーユニットとは?
※関連記事
・腹横筋の機能異常について⇒腹横筋の機能異常
・多裂筋の機能異常について⇒多裂筋の機能異常
今回は“骨盤底筋群の機能異常”について確認していきます。
骨盤底筋群とは
骨盤底筋群はインナーユニットを構成する筋肉のひとつ。
まずは簡単におさらいです。
(詳しくはコチラ⇒骨盤底筋群とは?)
骨盤底筋群は、骨盤にある筋肉たちの総称でしたね。
ハンモック状になっており、骨盤内臓器を支えてくれます。
骨盤底筋群の主な機能は
・姿勢の安定化
・排尿、排便
・生殖、出産
【第一層】【第二層】【表層部】という風に層になっていて
他のインナーユニットと共に機能する重要なところです。
骨盤底筋群の機能異常・機能不全
骨盤底筋群が機能異常・機能不全を起こしてしまうと
・尿漏れ
・頻尿
・失禁
・ポッコリお腹
・腰痛
・肩こり
・姿勢の崩れ
・骨盤のバランスが崩れる
・疲れやすい
・パフォーマンスの低下
このような様々なトラブルを引き起こしてしまします。
みなさんご存知かと思いますが、こういったトラブルは
男性より、女性に圧倒的に多いんですね。
理由は妊娠・出産ですよね。
(そもそも男性と女性で骨盤の形も違います。)
妊娠時、骨盤底筋群にはとっても負荷がかかります。
そして、出産時には筋肉が引き伸ばされて筋繊維が損傷しますし、
さらには神経をも損傷してしまう可能性が高いんです。
このような事が原因となり、
骨盤底筋群の働きが悪くなり、他の筋肉との連携も悪くなり、インナーユニット全体の機能が低下してしまいます。
骨盤底筋群の機能異常は
・腹部、骨盤底筋群の緊張の低下
・筋収縮のパターンの変化
・機能不全
これらの問題によって、先ほど書いたようなトラブルを引き起こしてしまいます。
まとめ
『妊娠や出産をしていない女性、男性は大丈夫なのか?』
こう考えてしまいそうなんですが、実はそうではないんです。
そもそも骨盤底筋群を含め、インナーユニットがうまく機能していない!
そんな方が近年急増中なんです。
実際、尿漏れに悩む女子高生も多く問題になっています。
男性トップアスリートでも頻尿に悩んでいる選手はいます。
昔は生理などもコントロールしていたようですが、
それは骨盤底筋群がしっかり機能しているからできる事なんです。
『昔の人はすごいね~』
ではなく、
現代人のカラダの機能が低下してきているんです。
ヒトが本来持っている機能をしっかりと取り戻していかなければいけませんね。
この骨盤底筋群はトレーニングしにくい(感覚もわかりにくいので)ですが
“ストレッチポール®ひめトレ”というツールを使うと簡単に刺激を与えることができます。
↑ストレッチポール®ひめトレ
妊娠や出産、年齢などを理由に諦める必要はありません。
的確なアプローチでカラダの機能を取り戻していきましょう。