清潔すぎると免疫力が低下する

こんにちは^_^
広島でアスリートの夢と挑戦をサポートするトレーナー枡川です。

スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。

本題に入る前にちょっと告知。

小学生限定！夏の特別講座はコチラ
↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓
小学生限定！夏の特別講座のご案内♪

では本題。

今回は、
【清潔すぎると免疫力が低下する】です。

抗菌・除菌・殺菌だらけの現代

前回、子どもの成長には“ちょっとした危険が必要”という事をお伝えしました。

全ての危険を取り除くことが良い事とは限りません。
山や川など自然の中で遊ぶことも少なくなってきたので、色々なところでちょっと傷を作りながらでも様々な遊びをさせてあげましょう。
その中に、子どもたちの成長に必要な事がたくさんあるんですよ～。
という事でしたね。

詳しくはコチラ
⇒子どもの成長には危険が必要

ただ、正直に言うと。

動きを引き出すだけであれば、
別に自然の中でなくてもいいんですよね。

実際、僕も子どもたちのトレーニングや教室など屋内でやりますし・・。

なんですけど。
『できる事なら“自然の中で”遊ばせてやってください』
とお伝えしています。
でも、ここ最近のママさんたちからはこんなご意見をいただきます。

『汚いじゃないですか』

確かに、外で遊んでいるちびっこに
『汚いけぇやめんさいや』
なんて注意しているママさんもよく見ます。

抗菌・殺菌・除菌

特に赤ちゃん、子どもに関わるところでよく見ますね。

部屋で常に空気清浄機をつけている方も多いですね。

一昔前に比べるとずいぶん衛生的な世の中です。

子どもたちの砂場遊びも昔に比べると減っているようです。

砂場があっても、最近の砂場は進化していて・・

抗菌の砂場

これは園などだけでなく、公共の公園などの砂場も抗菌に変えていっているようです。

『抗菌でいいじゃん』

『きれいで清潔な環境の何がいけんのん』

と思いますよね。

でも、
清潔すぎる環境で育つと、
ウイルスなどに対する免疫力が弱くなる

えー！
免疫機能は食事の問題じゃないん？

と思いますが、実は栄養だけでなく
育つ環境も影響するんです。

免疫機能は、外敵となる菌などが体内に入ってきたときにやっつける機能ですよね。

ヒトの免疫機能って色々と種類があるんですが、
学習する免疫機能があるんです。

菌が入ってくると、それを倒すために抗体つくるんですが、また同じ菌が入ってきたときに早くやっつけれるように、その抗体をちゃんと覚えておくんです。

だから２度目以降にその菌が入ってきても大事にはいたらずすむんです。
蜂などは別ですが・・

という事は。

子どもの頃にたくさんの菌と出会って、たくさんの抗体をつくっておけば、レパートリーが多く、免疫機能がパワーアップするんです。

最近の研究では、
“細菌は必ずしも有害なものとは限らず、逆に人体細胞の修復に役立つ”
という発表もあります。

そもそも生きていくために絶対に必要な菌もいますしね。

シカゴ大学の研究では
“抗菌用石鹸の使い過ぎは免疫機能のバランスを崩し、過剰な炎症反応を引き起こして、高血圧、心臓病および脳卒中発生のリスクが高まる”
と示しています。

栄養面も絶対に大切なんですが、それだけでなく環境も免疫機能に大きく関係しているんです。

清潔すぎる環境で育つと、風邪をひきやすかったり、成長したときに色々なアレルギー起こしやすいと言われています。

そのような事もあって、
『子どもの頃は自然の中で泥んこになって遊びましょうよ』

とお伝えしています。

よく年配の方は
『子どもの頃に牧場に連れていけ』

なんて言いますが。

確かに、子どもたちは楽しめるし、免疫力は養えるし・・。
良いですよね！

牧場でないにしても、自然の中で遊びながらカラダの機能を高め、同時に免疫力も養う事は大切だと思います。

とは言え、日常生活でベースとなるのは
・食事
・生活リズム

などですよね。

バランスのとれた食事。
規則正しい生活。

そして遊ぶ時には、外で体を動かす。
たまには山や川などの自然、動物たちとのふれあい。

ちょっとしたケガもOK。
遊びの中で色々な事にチャレンジをしていけばいいんです。

友達と会ってもひたすらゲーム。

家でもテレビやyoutube、ゲーム。

そんな子が多いですよね。

ずっとスマホいじってる大人も多いですが。

そういった影響もあり、コミュニケーションをとるのが苦手な人もとても多くなっています。

どうなんでしょうね。

“生きる”

そのために必要な機能をどんどん失っているような気がしてなりませんね。

安心、安全、清潔もほどほどにですね。