実はパフォーマンスに繋がっていないトレーニング
こんにちは!
アスリートとジュニアアスリートを専門にサポートしている、スポーツトレーナーの枡川です。
スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。
さて、今回のテーマは
【パフォーマンスに繋がるトレーニング】です。
ご案内
本題に入る前にご案内です。
ご案内①
アスリート、ジュニアアスリートの皆さんを徹底サポートします!
パーソナル(1対1)、セミパーソナル(2~3名)、グループサポート(4名~)
トラブルを改善&怪我予防をし、競技力向上のためのサポートをいたします。
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『ウォーミングアップやケアの方法など教えてほしい』
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実はパフォーマンスに繋がっていないトレーニング
僕はアスリート専門のトレーナーという事で、色々な競技、年齢、レベルの方のサポートをしています。
最近は一般からアスリートまで、様々な場面で本当にたくさんのトレーナーさんが活躍されています。
少し前までは『パーソナルサポートを受けるのは一流選手だけ』『チームにトレーナーがついてるなんて!』という感じだったので、とても良い変化だと思います。
ですが正直な所、そのクオリティはピンキリ。
結果を求められるアスリートのサポート現場でも、ただ走らせる、ただ筋トレさせる、ただ追い込む、セミナーなどで仕入れたネタを満足げにやらせる・・。
このような事って多いんですよね。
先日、『よーいドン』で一斉にダッシュをしているチームがありました。
そこそこ、いや高いレベルのチームでした。
※もちろん写真はイメージです
するとトレーナーが
『うわっ!反応おそっ!!』
と選手をいじっていたんですが・・。
よくみると、選手は反応しているけど体がうまく移動できていない状態。
これは、選手の反応が悪いのではなく、
止まった状態から動き出す質が悪い(動かし方を間違えている)だけ!
正直
『そこを出来ていないトレーナーの問題じゃん!』
『てか、そこを見抜けずに選手の反応のせいにするってどうなん!』
と思いましたが・・。
高いレベルのチームでもこんな感じの事がよくあります。
ってまぁ、こういう話は置いといて・・。
競技やレベルはバラバラでも、選手が求める動きってけっこうかぶっているんですよね。
・動き出しを良くしたい
・動きのキレを出したい
・連続した動きができるようにしたい
・反応(リアクション)スピードをあげたい
・安定性、強さがほしい
こういったご要望はほとんどの選手が口にします。
で、本題。
このような部分を高めていくためにどのようなトレーニングをしますか?
体幹?
ラダートレーニング?
アジリティ?
こういったトレーニングって、動き出しや動きのキレ、連続した動き等を強化するためによくやりますよね。
でも!
ただ回数やセット数、タイム等をきめて
『もっと早く!!』
『もっと集中して!』
『もっと足を動かして!』
ってやっているだけじゃ
正直、あんま効果でないんです!
トレーニング自体が悪い、意味がないものという事ではありません。
もっと細かい所までこだわって丁寧にやらないと意味がないんです!
残念ながら、そこまでこだわってやっている選手、チームは本当に少ないです。
“やった感”
これって大切ですが。。
それで満足していたらダメですよね?
僕も選手のサポートで色々な事をします。
選手の全てを引き出したいし、もっと高めていきたいので、すごく細かい所からびっちりとアプローチしていきます。
地味でコツコツとやってもらいたいものなどもあるので、選手が精力的に取り組めるように理論的、感覚的、視覚的に納得してもらいながらサポートしています。
でないと、良い質で継続して取り組めないですし、次のステップへうまく移行できませんからね。
いきなり複合的な動きをやってもうまくいきません。
繰り返しトレーニングをしてもうまくいきません。
例えば
“走って止まる”
すごくシンプルな動きですが、
走って止まる動きをひたすら繰り返してもその質は向上しません。
その動きに必要な要素を抜き出してそれぞれの質を上げていかないといけません。
細かい部分をあげるときりがないですが
・重心コントロール
・動き出し(一歩目)の質
・二歩目の質
・連動性
・可動性
・どこをどう使ってストップするか
・ストップ後すぐに動き出せる状態にできるか
わかりやすい部分をざっくりでもこんな感じです。
これをさらに細分化していきます。
例えば、一歩目の質を良くするためには
・○○を瞬間的に使えるようにする
(強さではない)
・その時、○○はもっていかれないだけの安定性が必要
(固定ではなく安定)
・メインではない部分は入りすぎないようにする
(動きの邪魔をしたり、質が低くなる)
・理想的な連動ができるようにする
・必要な部位の可動性は確保、正しく機能しているか
など、このように分解してみていきます。
実際には、これを引き出す為にさらに分解していくんですが・・。
細かいトレーニングも多いですが、『どんな動きに繋げるためか』をはっきりさせておけば
後々、全てがハマる!
最初は、僕が見本の動き(完成形と細かいトレーニング)をみせていくので
『なるほど。この動きを出すために、こんな順番でやっていくのか』
と頭で理解している状態です。
しかし、やっていくにつれて、実際に理想の動きができるようになると
『おー!こういう事じゃ!』
って感じでバシッときます!
その瞬間は共に気持ちいい。笑
で。
そういった感じで様々な動きの質を高めていって、単発の動きではなく動きと動きを組み合わせたり、リアクションでも咄嗟にでるようにしていきます。
そして!
何より大切なのは、練習ではなく実際(本番)の時に無意識に最高の動きが出るようにしていきます。
アスリートは何となくじゃダメなんです。
人間の可能性を追い求めて、究極のところを目指していかないといけません。
動きの質を高めていく事が
・最高の技術の発揮
・戦術の遂行
・コンディションの維持
・怪我をしない体
・思う存分競技に打ち込める
こういった部分に繋がります。
知識と感覚が入っているので、セルフコンディショニングの質も高くなります。
アスリートの皆さん、本当に努力されています。
ただ、少し残念な努力になっている事も多いんです。
こだわるべきは技術や戦術だけではないですよ。
そこを活かすために、より高い質にするために
『動きの質』
ここから変えていきましょう!
枡川が代表をさせていただいているNPO法人でセミナーを開催します。
治療家、運動指導者向けのセミナーとなっています。
興味のある方は宜しくお願いします。
コチラ⇒【姿勢から見る障害予防と対策~基礎編~】
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