機能異常を引き起こす~疼痛(痛み)~
こんにちは^_^
広島でアスリートの夢と挑戦をサポートするトレーナー枡川です。
スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。
今回は
インナーユニットの機能異常を引き起こす要素のひとつ
“疼痛”について書いていきます。
機能異常を引き起こす3つの要素
インナーユニットはコア(体幹)の中でも重要なところ。
なんですが、このインナーユニットが機能異常を起こしてしまうと、様々なトラブルを引き起こしてしまうという事でした。
そして、この機能異常を引き起こしてしまう要素は
・免荷(体重負荷の減少)
(詳しくはコチラ⇒免荷について)
・損傷
(詳しくはコチラ⇒損傷について)
・疼痛(痛み)
この3つという事でした。
※関連記事
・インナーユニットについて⇒インナーユニットとは?
・腹横筋の機能異常について⇒腹横筋の機能異常
・多裂筋の機能異常について⇒多裂筋の機能異常
・骨盤底筋群の機能異常について⇒骨盤底筋群の機能異常
疼痛
疼痛、簡単に言うと“痛み”のことですね。
誰しもが感じたことのある痛み。
原因がわかる痛みもあれば、病院に行っても原因がよくわからない痛みもあります。
長年ずっと悩まされるものもあれば、思い当たることがないにも関わらず、突如痛みがおそってくる事もあります。
“痛み”は厄介ですし、嫌ですよね。
そんな痛みですが、種類があります。
・慢性的な痛み
・急性的な痛み
この2種類。
そして痛みの原因は、“カラダの問題”であったり、“心理的な問題”だったりと様々です。
疼痛があたえる影響
疼痛(痛み)もインナーユニットの機能異常を引き起こす要素のひとつなんです。
何らかの理由(事故やケガ、過負荷など)によって“疼痛(痛み)”が起きると、インナーユニットの働きが悪くなり、機能異常を引き起こしてしまいます。
そして逆に、
“免荷”などによってインナーユニットの働きが悪くなることが原因で“疼痛(痛み)”を引き起こす事もあるんです。
簡単に整理すると、
痛みが原因でインナーユニットの働きが悪くなることもあれば、インナーユニットの働きが悪くなった結果、痛みが出る事もある。
そして、どちらにせよ体に起こる反応は一緒なんです。
・インナーユニットの働くが悪くなる
→機能異常を引き起こす
・アウターユニットが過剰に働くようになる
→過緊張などにより凝りや痛みの原因となる
こういった反応ですね。
まとめ
なぜ疼痛(痛み)がインナーユニットの機能異常を引き起こすのか?
先ほど、
『“疼痛(痛み)”が起きると、インナーユニットの働きが悪くなり、機能異常を引き起こしてしまいます。』
このように書きましたが、この理由ですよね。
実は多くの研究者が様々な角度から研究をされていて、
『こうだからこうなんです!』
と言えないのです。
疼痛により、脳のある部分に変化が起こり、そこが運動に関する部分だから影響がでる。
このようにも言われていますが・・。
まだまだカラダの反応は解明されていない事がたくさんありますね。
しかし。
疼痛がインナーユニットの機能異常を引き起こす要素であることは間違いありません。
“免荷”、“損傷”、“疼痛”。
それぞれについて書いてきました。
大切なことは、今ここからどうするのか?
様々な問題に対して
『○○が良い』
『○○には△△が効く』
このようなものはたくさんあります。
しかし重要な事は、そのような情報に流されず
今、自分のカラダはどんな状態で、どんな刺激が必要なのか?
ここをちゃんと考えてアプローチしていく事ですよね。
『なぜ痛みや違和感があるのか』
『なぜ思うようなプレーができないのか』
『なぜ怪我が多いのか』
『なぜパフォーマンスが向上しないのか』
ちゃんと分析し、的確にアプローチしていけば絶対にかわります。
センスや年齢、環境なを理由に諦める必要はないんです。
選手だけでなく、監督やコーチにも知っていただきたい。
カラダってかわるんです。