子どもと大人の姿勢は違う
こんにちは^_^
広島でアスリートの夢と挑戦をサポートするトレーナー枡川です。
スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。
本題に入る前にちょっと告知。
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では本題。
今回は、
【子どもと大人の姿勢は違う】です。
子どもは大人のミニチュアではない
成長痛に悩まされないようにするためには
・姿勢
・動き方
ここがとても重要という事をお伝えしました。
ヒトが本来持っているカラダの機能を引き出して、カラダの土台をつくる。
それが、ケガの予防にもなり、その選手の可能性、潜在能力を引き出す事に繋がるということでした。
コチラ⇒成長痛の原因
大人も子どもも、“姿勢”と“動き方”が重要なんですが、この姿勢についてお母さんから相談を受けることがよくあります。
『うちの子めっちゃ姿勢悪いんですよ』
実際に見てみて、
『あちゃー』
という姿勢の子も当然います。
でも、
問題ないのに姿勢が悪いと思われている子もいるんです。
なぜそんなことが?
と思いますよね。
これは子どもの姿勢がどんなのかを知らないからですよね。
そう。
子どもと大人の姿勢って違うんです。
大人の理想的な姿勢ってありますよね。
↑こんな感じ。
細かいポイントはおいておきますが・・。
で。
子どもってこんな姿勢じゃないんですよね。
子どもがこんビチッとした姿勢だとちょっと違和感ありますね。
逆に、よく“幼児体型”なんて言いますが、大人で幼児体型だとちょっと嫌ですよね。
大人には大人の。
子どもには子どもの姿勢があるってことです。
ちなみに幼児体型っていうと、骨盤が前傾していて腰も反っていて下っ腹ポッコリ。
骨盤前傾で反り腰・・・
大人の女性にも多いですが・・・。
この幼児体型はだいたい2歳くらいですかね。
みんなこのような姿勢です。
それから年中さん、年長さんになってくると、骨盤の傾き具合が大人の感じに近づいてきます。
そうなんです。
成長と共に姿勢は変化していくんです。
その変化は、背骨や骨盤だけでなく、下半身もあるんです。
↑こんな感じで脚のラインも変化するんです。
子どもの姿勢の特徴を簡単にまとめると
・骨盤が前傾し、腰の反りがきつい
・成長と共に大人の姿勢に近づく
⇒だいたい10歳過ぎたあたりで大人と同じような姿勢となる
・下半身は、2歳まではO脚。3,4歳はX脚。5,6歳でまっすぐになる
・足のアーチは5,6歳頃に完成
このような感じです。
ちなみに。
“骨”も大人と違います。
・骨が柔らかい
・骨端線がある(←あれば身長はまだ伸びます)
・骨より靭帯の方が強い
こんな感じ。
こんな話をしていると皆さん気になるのが、あれば身長がまだ伸びるといわれる骨端線。
確かに気になりますよね。
↑骨端線というのはこれ。
骨端線は、成長期の子どもの骨にしかないもので、レントゲンをとると、骨の端っこの方に隙間が空いているように見える線です。
この隙間は、骨が成長するために必要なもので、これがあれば骨は成長するので身長も伸びます。
で、話を姿勢に戻します。
子どもたちのカラダは、成長と共に、この地球上で生きていくために最適な状態へと変化していきます。
発育発達の中で経験す全ての動きが、
骨格と姿勢、動きをつくるんです。
・・その環境さえ整っていれば!
問題は。
もしも!成長のために必要な経験ができないとしたら?
これは良くないことになりそうですよね。
なんですが、現代社会では
・赤ちゃんが大きな声で泣けない
・ハイハイするスペースが少ない
・すぐに掴まり立ちをする
・外で安心して遊べない
・公園の遊びも厳しく制限されている
・自然の中で歩いたり遊んだりが減った
・洋式トイレやベッドの普及
・雑巾がけなども減った
・楽のできる便利なもので溢れている
などなど
本来であれば、遊びや生活の中で【成長に必要な経験】ができていたんですが、それが難しい環境となっています。
このあたりは以前にもお伝えしましたが・・。
コチラ⇒ 子どもの可能性を引き出す“関わり方”
確かに、楽で便利で清潔で安心な世の中です。
しかし、それらの影響で、子どもたちにも腰痛、肩こり、姿勢が悪い、転びやすいなど様々な問題がでてきています。
このような時代だからこそ、
子どもたちの健やかな成長のために“何か特別な事”をする必要があるんですね。
カラダとココロは繋がっているので、心の成長にも大切な所ですからね。
成長に必要な経験をどんどんさせてあげましょう。