競技力向上ポイント【②胸郭の動き】

こんにちは!
アスリートの夢と挑戦をサポートするスポーツトレーナー枡川です。

スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。

 

さて、今回のテーマは
【胸郭の動き】です。

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胸郭の動き

競技力を向上させるために、絶対おさえておくべきポイントは

・脊柱
・胸郭
・股関節
・お尻
・足部

の5つとお伝えしました。
詳しくはコチラ
競技力向上の重要ポイント!

前回は脊柱について確認していきましたね。
一言で脊柱といっても、部分によって得意な動きが違うので、それぞれ正しい動きを引き出す事が重要という事でした。
詳しくはコチラ
競技力向上ポイント【①脊柱の動き】

 

今回は
胸郭について

 

“胸郭”ってあまり聞かない言葉ですかね。

胸郭(キョウカク)と読みます。
すごく簡単に言うと、“胸のエリア”のこと。
12個の胸椎(背骨の一部)、左右12対の肋骨、1個の胸骨(胸の真ん中にあるやつ)から構成されています。

実はこの部分・・
パフォーマンスへの影響がめちゃめちゃ大きい

で。

ガチガチだと
ケガを引き起こす原因となる

 

とっても重要な所なんです。

全ての競技で!

 

胸郭だけじゃなく、5つのポイント全て本当に重要なんですが
この胸郭の動きは本当にできていない選手が多いんです

 

胸郭の動きが悪く、怪我を繰り返す選手は本当に多いですし、
パフォーマンス向上のために避けては通れない所です。

ここがちゃんとできていないと
肩のトラブル、○○肘、腰のトラブル、股関節の動きが悪い・・
などなど、多くの問題を引き出しちゃうんです。

 

では、胸郭がどう動くのか確認していきましょう。

図を見ると
『肋骨の動き?』
という印象ですよね。

そうなんです、胸郭=肋骨というわけではないですが、肋骨の動きはとても大切なんです。

呼吸でも肋骨は動くはずなんです。
歩くときも、走るときも、投げるときも・・

横隔膜とか色々と連動しながら動くんです。

これを見ると、肋骨は上下に動いて呼吸の時に胸が膨らむようなイメージですね。

何ですが!
胸郭も場所によって動きがちょっと違います。

胸郭の動きをひとつのブロックとして考えてしまうとNGで、それだと求める動き、パフォーマンスに繋がりません。

このように
・上位胸郭
・中位胸郭
・下位胸郭
とわけられます。

ですが、わかりやすいように
・上の方
・下の方
で考えていいかなと思います。

胸郭の上のエリアは
上下に膨らむように動きます

胸郭の下のエリアは
左右に閉じたり開いたりするように動きます

 

この動きは呼吸で簡単に確認できます。

このように胸郭の下エリア、肋骨の下の方を横からさわって呼吸をします。

・息を吸っていくと、触れている所が横にひろがっていきます。

・息を吐いていくと、触れている所が中央の方に閉じていきます。

こうして触れて確認すると、実際に肋骨が動いているのが確認できると思います。

 

動きますか?

 

こうした呼吸の時に、しっかりと動きが出る事はとても大切です。
胸郭がしっかり動くと深い呼吸ができますし、インナーユニットの働きも良くなります。
(インナーユニットについて⇒インナーユニットの重要性)

 

ケガが多かったり、思うように成長できない選手は
胸郭の動きが悪く、呼吸が浅い

 

で。
呼吸の時に胸郭が動いているからOK!

ではないんです!

上の方と下の方が変にひっついていないか?
肋骨だけじゃなく、背骨もちゃんと動いているか?
全方向の動きがちゃんと出ているか?

など、細かいポイントがたくさんあります。

 

サクッと書きましたが、
背骨との連携はとても大切

 

なぜなら、肋骨と胸椎はひっついてるから。

 

背骨と連携するという事は、胸郭も
・丸める、反らす
・横に倒す
・捻じる
という動きをするという事です。

 

肋骨が動いても、胸椎がガチガチだと胸郭全体のスムーズな動きは出ません

胸椎が動いても、肋骨がガチガチだと胸郭全体のスムーズな動きは出ません

 

胸郭の動きは

・全方向の動きがちゃんと出ているか
・エリアで動きが分離できているか
・背骨と連携できているか

など重要なポイントとなります。

やっかいですねー。
でも、体って色々な所が連動してスムーズな動きをつくりだすので当然と言えば当然ですよね。

 

一般の方であれば、簡単にできる動きのチェックをしてザックリとでも引き出していけばそれなりに変わってきます。

しかし!

アスリートがパフォーマンスを向上させるためにやっていくためには、細かい所まで確認し、動きを引き出していく必要があります。

 

小難しい部分ではありますが、選手の皆さんは知っておくべきところです。

よく
『専門用語など使わず・・』
『指導する人が知っておけばいいから・・』

など言われますが、どうなんでしょうか・・・

専門用語を覚えるとかじゃなく、仕組みを正しく理解するという意味で、選手も知っておくべきことは学んでいくべきだと思います。
必要な部分をちゃんと共通理解できていると、とてもスムーズにサポートができます。
選手も、仕組みがわかれば痛みを引き起こす原因など理解できるので、ケアや予防が正しくできます。
競技力を向上させるために必要な事も整理されるので良いですよね。

 

ただ、治療やマッサージをうけるだけ。

ただ、指示されたエクササイズ、トレーニングをやっていくだけ。

これでいいの?

 

話がそれましたが、選手も学び、考えながらの行動が大切ですね。

『ケガが多いんよね』

『肩、肘、腰とか違和感あるんよね』

『特定の部分に疲労感がある』

『スムーズな動きを出したい』

『競技力を向上させたい』

『胸郭の動き、自分どうなんだろ!?』

そんな方はご相談ください。


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