コア(体幹)を学ぶ!~インナーユニットの重要性~
こんにちは^_^
 広島でアスリートの夢と挑戦をサポートするトレーナー枡川です。
スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。
 今回はインナーユニット(狭義のコア)について。
前回のおさらい
まずは前回のおさらいから。
 『コア(体幹)ってなんなん?』
 という事で、コア(体幹)について確認しましたね。
コア(体幹)とは
 頭と四肢(手足)を除いた部分です!
そして、筋肉だけでなく
 体幹部を構成する全ての骨格、それを支える全ての筋肉
 さらに動きの中で変化し得る軸や重心の総称
でしたね。
そしてその大きな意味でのコア(体幹)を
 “広義のコア”
その中でも、特に重要な狭い範囲のコア(体幹)を
 “インナーユニット(狭義のコア)”
 でしたね。

↑右のガイコツ君の赤線のところがインナーユニット。

このインナーユニットは本当に重要なところで、
 ここが機能低下を起こしてしまうと・・・
 肩こりや腰痛、股関節やひざの痛み、姿勢不良、動きの質の低下・・
 このような様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
インナーユニットの重要性
インナーユニットがなぜそんなに重要なのか?
“インナーユニットの機能低下が原因で、肩こりや腰痛など様々な不調を引き起こす”
先ほどそう書きましたが、それは一般の方の体感しやすいトラブルです。
 スポーツ選手の場合はどのような問題が引き起こされるのか考えてみましょう。
インナーユニットの機能低下
 スポーツ選手の場合
・様々なケガの原因
 ・練習をしても思うように成果がでない
 ・スタミナがない
 ・コンディションの波が激しい
 ・メンタル(モチベーション)の低下
 →ケガが多く、パフォーマンスが向上しない
『そんなに!?』
 『全部じゃん!』
という感じですが・・
 そうなんです。
 インナーユニットは全ての土台の部分なので
 ここが機能低下を引き起こすとパフォーマンス向上どころではなくなっちゃうんです!
実際、プロスポーツ選手でもうまく機能していない事がよくあります。
 機能を復活させ、それからちゃんとカラダをつかえるようにトレーニングしていけば、ケガなくパフォーマンスの向上に繋がります。
インナーユニットの機能・役割
一般の方もですが、スポーツ選手にとっても重要なインナーユニット
『インナーユニットって重要なんだな~』
 というのはご理解いただけたかと思います。
では、具体的にインナーユニットの機能と役割を確認してみましょう。
インナーユニットの機能・役割は
・動作を起こす前に腹部内圧の調整
 ・腰背筋膜の緊張
 ・仙腸関節の圧迫など
 ・脊柱の全方向的な安定性をもたらす
こんな感じです。
・・・・・
わかりにくいですね。
簡単に言うと
 ・どの筋肉よりも少しだけ早く働いて(上肢⇒0.03秒早く・下肢⇒0.11秒早く)
 筋肉のコルセットとしてお腹周りを引き締めてくれる
 ・腹圧を高めることで、骨盤と背骨を正しい位置関係に保ってくれる
という事です。
インナーユニットが正しく働いてくれるから骨盤が良いポジションになり、背骨も安定し、骨盤と腰椎が良い状態で安定するんです。
“良い状態で安定”
 これが大切。
そこについてはいずれ詳しくお伝えします。
で。
 このインナーユニットなんですが・・
“カラダを安定させるために常に働いています”
普段は30%ほどですが、走ったりジャンプしたり、コンタクトプレーなどの時には必要に応じて出力があがります。
 考えなくても無意識にそうなってくれます。
強すぎず弱すぎず、ちょうどよい出力で働いて
 カラダを安定させてくれるようにできています。
本来は。笑
そんな風に機能するはずのインナーユニットなんですが
 様々な事が原因で、ちゃんと機能してくれなくなっちゃうんです。
そして様々な不調、トラブルを引き起こしちゃうんですね。
アマチュアからプロのトップアスリートまで色々な方がいますが
 お悩みの根本的な原因を探していくと
“インナーユニットの機能低下が原因”
だったりするんです。
ケガを予防し、パフォーマンスを向上させていくためには、
 まずこのインナーユニットをちゃんと機能させることが重要になってきます!
筋トレや技術練習だけじゃうまい事いかんのんです。。
ちなみによくある体幹トレーニング。
パッと見は良い感じのフォームでできていても
 インナーユニットがさぼっていたら・・・
効果は半減!!
せっかく頑張っているのにあまり意味がない。
 やってるけど、パフォーマンスにどんな影響があるかわからない。
最悪やん!
だから“カタチだけのトレーニングにならんように”
 って言っているんです。
体幹トレーニングだけじゃないですが、
 全てのことにちゃんと意味がないともったいない!
 無駄な時間、無駄な体力消費をしている場合じゃないんです!
姿勢や痛み、違和感、ケガ、パフォーマンスに大きな影響を与えるインナーユニット。
重要性に気づいていただけたらと思います。
インナーユニットをどうやって機能させるのか?
 インナーユニットを構成する筋肉たちを詳しく・・
このあたりも徐々にお伝えしていきます。


