【つなげる】が出来ないとパフォーマンスは向上しない

こんにちは！
アスリートとジュニアアスリートを専門にサポートしている、スポーツトレーナーの枡川です。

スポーツ選手のケガ予防とパフォーマンス向上に必要な事をお伝えしております。

さて、今回のテーマは
【つなげる】です。

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本題に入る前にご案内です。

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繋がらないと使えない

先日、陸上の長距離選手をみている治療家の先生から
『みとる選手で、お尻がうまく入らなくて、推進力がでない。どうしたもんか・・。何とかならんか？』
と相談がありました。

どのような感じか聞いてみると何とかなりそうな感じ。

選手本人に詳しく聞いてみると、１年ほど前から片側のお尻だけがうまく使えない状態みたいで、解決策を求めて色々な所にはいってみたという事でした。

『まぁ何とかしますわー！』

という事で実際に選手の体をチェック。
話を聞きながら色々と考えていたんですが、実際にチェックするとほぼ想像通り。
一緒に現状を確認し、解決までのストーリーを共有してアプローチしていきました。

“走る”という時、とても重要となるのは
・背骨の動き
・股関節の動き
・胸まわりの動き
・お尻

推進力となれば“お尻”は特に重要な部分となります。

“お尻を使わなければいけない”

ここは選手自身も理解していて、お尻のトレーニングはしているとの事でした。
でもうまくいかないと・・。

でもこの選手実は・・
お尻の筋肉自体はちゃんと機能している！

『えっ！？』
という感じですが・・。

使おうとしたら使えるんです。

単独では！

なので、正確に言い直すと

走る時には機能しないが、単独では機能する

という感じ。

とは言え、単独での使い方も質をあげる必要があったのでそこにアプローチ。
“質をあげる”というのは、単に強くするわけじゃないので要注意。

そして、お尻を他の部分と一緒に使えるように刺激を入れていきました。

『これでちょっと歩いてみて？』

と歩いて感覚を確認してもらうと

『おぉ！普通に歩いとるだけなのに前にグッと進む感じがする！』

と。

１年ぐらいうまくいかないと悩んでいた推進力。
それは、使うべきところがうまく繋がっていなかったからなんですね。

翌日の練習でも良い感覚で走れたみたいです。

この選手の場合、お尻以外で改善しないといけない所があるので、そこを改善して動きの質を向上させていくと、もっともっと伸びます。

筋肉、筋力はすごい！
でもうまく使えていない。

こういった選手って実は多いんです。

それぞれ意識しながら丁寧に鍛えていく事は良いと思います。
しかし、それだけで終わると動き、パフォーマンスに繋がらないことが多いんです。

それぞれを他の所とつなげていく。

これが大切なんです。

つなぎの部分がちゃんとかみ合わないとしっくりきません。
ムリヤリつなげようとすると、違う所にしわ寄せがいきます。

その間違った動きに気付かず、そのまま続けていくと違和感や痛み、ケガを引き起こしてしまいます。
当然、パフォーマンスはあがっていきません。

つなげる

連動させる

パフォーマンス向上のために欠かせないポイントです！

どこをつなげるのか？

どこを、どう連動させるのか？

どこがうまくいっていないのか？

そもそも、それぞれちゃんと機能しているか？

このあたりは考えてもスッと答えが出にくいかと思います。
そういった部分は、うまいこと修正してくれる専門家にみてもらうの方が早いです！

『とにかく強く』
『燃え尽きるまでやる』
『根性じゃー』

って、これじゃどうにもならない部分です。

アスリートの身体づくり、動きづくりはもっと緻密で繊細です。
だから素晴らしいパフォーマンスができます。

雑につくり上げたものは、どこかでボロが出てしまいます・・。

緻密に、繊細にパフォーマンスを向上させていきたい方はご相談ください！

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